シー ラボの収益拡大につなげたい
一九七一年-洗顔からパウダ1までのトータルで美白効果が得られるような、シリーズ美白化粧品が登場しました。
一九七七年~メラニン生成の原因のひとつである、紫外線を防御することという発想が生まれ、紫外線吸収剤を加えた美白化粧品が誕生しました。
一九八四年!ホワイトニングという考え方が導入され、メラニンの生成抑制と、紫外線吸収の両方を同時に行うために、新規成分が配合されるようになり、完成度の高い美白化粧品となりました。
一九九四年-1ヒフ全体のバランスを考えた美白化粧品が誕生し、細胞化学の技術がとり入れられたものが現れました。
ビタミンCは塗るだけではダメ化粧品によってシミなどを予防したり改善することが可能といわれています。
ビタミンCを配合する、チロシンがメラニンに変わるのを防ぐ、紫外線が細胞に伝達されること自体を防ぐなど、美白へのアプローチにはさまざまな方法があり、ここ数年、技術は格段に進歩しています。
白くなる効果のほどは定かではありませんが、スキントラブルという点からは問題も少なくなり、安心して使えるようになったといえます。
病院の皮膚科では、シミなどのヒフヘの色素沈着の治療が積極的に行われるようになりました。
ハイドロキノンなどのメラニン色素を還元して分解し、シミを薄くするような軟膏も用いられています。
色素沈着というのは一種の酸化です。
そこには活性酸素が関係しているわけで、還元剤というのは、活性酸素の働きを抑えるものです。
ただしハイドロキノンには刺激性があって、別の炎症を起こすことがあります。
皮膚科医はそのへんのことはよくみてくれるはずです。
ビタミンCもやはりメラニン色素を還元することによってシミをなくすものです。
最近はレーザー治療が人気ですが、ビタミンCをヒフ内部で働かせるために電気を通すのです。
ビタミンCはヒフの上にのっているだけでは効きません。
電気を通すことでヒフの中を適ってまわり、シミを消していくのです。
一回ではあまりかわらないので、何回もやらなくてします。
また、シミの種類によっては努力もむなしく、とれないこともあります。
美人の条件は色白?小麦色の肌?メーカーによっては、単にヒフを白くするだけでなく、皮膚科学に基づいた美白化粧品を目指しているところもあるようです。
ヒフの老化を防ぐ、ヒフの内部で活性酸素が発生するのを抑えてヒフの白さを保つなど、ヒフの老化そのものにかかわる美白化粧品を目指しているようです。
美白化粧品を宣伝するとき、活性酸素の発生を抑えるということをうたいたいのでしょうが、これまでは、そのような研究上の事実を証明できませんでした。
しかし、2章で述べたように、私が開発した「カット・ソツド・アッセイ」を用いて活性酸素の発生と消去を調べることは可能になりました。
美白化粧品は医薬部外品の範暁に入るので、宣伝上いっていいことと悪いことが細かく規定されています。
各社とも「日焼けによるシミ・ソバカスをふせぐ」という判で押したような宣伝文句を使っているのは、そのためです。
技術の進歩を表立って宣伝することができないのが実情です。
消費者の心をとらえようと、各社がそれぞれ対策を講じています。
たとえば白い印象のボスタ1をつくったり、ケースを白くしたり-イメージで盛り上げようというところでしょうか。
訪問販売が中心のメーカーでは、消費者に口頭で説明しているようです。
メーカーの思惑どおり、消費者は美白志向になっているようです。
「最近の美白傾向は、色白は七難隠すといわれるように、日本では古くから色白が好まれてきたことと関係があると思う。
かつて、色白の女性は深窓の令嬢、日に焼けた女性は屋外での労働者、というようなイメージがあり、色が白いことはステータスだった」どうも色白嗜好は、日本だけのことらしいのです。
欧米では色白よりも、むしろ健康な褐色のヒフが好まれるようです。
欧米人にとって、褐色のヒフは「リゾート地でバカンスを楽しむ金銭的・時間的な余裕があるというステ、タス的な意味をもつ」らしいと、認めているメーカーもあります。
日本でも、褐色のヒフが好まれた時期がありました。
もちろんメーカー主導で、「小麦色の肌」と、そのときは、日焼けクリームやローションがやたら宣伝されたものです。
褐色がいいといったり、白がいいといったり、日本人の嗜好もしょっちゅう変わるものだと、驚きます。
「深窓の令嬢」などのように古めかしいころならともかく、社会でバリバリ活躍する女性が当たり前になっている今、美白とは、さても奇妙な話です。
現在の美白嗜好は、一時的なものかもしれません。
これからも美白嗜好がつづくかどうかについては、メーカーの間でも、意見の別れるところです。
たしかに炎症などのトラブルをともなうような過度の日焼けは好ましくありませんがたらに白、白、と追い求めるのはいかがなものでしょうか。
単に、ひどい日焼けを慎むいう考え方でいいのではないか、と思うのですが。
ムダ毛は本当にムダなもの…‥?美白の仕上げで気になるのがムダ毛、ということのためか、脱毛、いわゆる「ムダ毛処理」が、とくに若い女性の問で大流行です。
女性の脱毛は最近ますます盛んです。
薬剤によって毛を脱色したり、脱毛したり。
また、エステで永久脱毛なるものも簡単に受けられるようになりました。
でも、なぜ女性だけが脱毛、除毛をしなければならないのでしょうか。
わき毛やすね毛が、なぜ女性には汚いもののように見えるのでしょうか。
考えてみると、不思議な感じがしないわけではありません。
わき毛をつけたままのオリンピックの女子選手を、テレビでみたことがありますが、少しも汚くみえませんでした。
むしろ健康を誇るようにみえたのは、私だけでしょうか。
女性の脱毛、除毛の習慣は、ごく最近始まったことです。
毛はすべて必要があって生えているものです。
わき毛はヒフの摩擦を防ぐためでしょう。
すね毛も過度の紫外線からの保護の意味があるのかもしれません。
事実、オーストラリアのように、日本より何倍も紫外線量の多いところでは、女性はすね毛をそらないほうが望ましいといわれているくらいです。
私がいくら異論を唱えようと、現代の美的感覚では、女性にわき毛、すね毛はよくないことになっているので、ここでは素直に受け入れましょう。
問題は、除毛、脱毛、とくに電気によって、毛根からそっくり毛を抜き取ってしまう行為です。
日本では、この方法が医療行為かどうか明確にされていないのです。
電気での除毛、脱毛によって炎症を起こすなどの被害のために、裁判沙汰になっている例が数多くあります。
アメリカでは、一九五三年に脱毛士の認定制度が設立され一定の研修を受けたスペシャリストが脱毛にあたっています。
日本では、脱毛の線引きをめぐって、エステ側と皮膚科医の間に、それぞれ異論があるようです。
はやくきちんとした制度を設けるべきでしょう。
ヘアカラーの危険はカブレだけにあらず~髪も化粧する時代
美しい毛髪へのあこがれからか、さまざまな新しい毛髪化粧品といいます。
トリートメント、コンディショナー、ムースなどなど。
昔から中高年の白髪は嫌われ、白髪染めが長い間使われてきました。
現代では白髪染めよりむしろ「オシャレ染め」といわれる染毛の習慣が、女性だけでなく男性にも流行するようになり、茶髪もよく見られるようになりました。
ロック歌手から始まったらしい男性の茶髪には、当初驚きましたが、今や大学のキャンパスでも男子学生の茶髪は珍しくありません。
すぐになくなる一時的な流行かとも思えましたが、どうやら定着しそうです。
昔の白髪染めは使いこなすのがなかなかたいへんだったのですが、若い人たちに染毛がはやる背景には、染毛が容易になったということがあります。
シャンプー式、スプレー式など手軽なヘアカラーは今では当たり前になっていますし、ヘアマニキュアもひろく使われています。
古くは、植物性、鉱物性の染毛剤が使われてきたのですが、最近では、使いやすき、染め上がりの色調、もちのよさなどから、ほとんど酸化染料を基剤にした合成染毛剤に変わっています。
これらはやはり化学合成物質です。
髪自体はカブレることはありませんが、場合によっては頭皮がカブレたり、髪も傷んだりします。
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